スティーヴン・キング原作の映画「死のロングウォーク」が2026年
に日本で公開予定ということで僕がキングという作家から受けた影響などを書いていこうと思う。
僕が初めてキングの作品に触れたのは、中学生の頃だった。
初めて読んだのは「ペット・セマタリー」という小説だった。
キングはその頃にはもう海外のホラー小説を代表する作家という様なイメージだった。
家の近所の図書館で、キングの本があったのでなんか気になって借りてきて読んだのだが自分が考えていたイメージとは違って
そこには単純なホラーというよりも
人間愛、家族の喪失、人間の愚かさや孤独感が非常に
明瞭な文章で描かれていた。
ホラーというジャンルにとどまらない普遍性とストーリーの抜群な面白さ、展開の巧みさに
一瞬で恋に落ちた。
「この人は、どうしてこんなに切ない家族の物語を描けるんだろう」
それから僕は図書館に行くたびにキングの小説を借りてきて、
何度も何度も繰り返し読む様になった。今でも忘れ難い作品は
「深夜勤務」
「骸骨乗組員」
「ゴールデンボーイ」
「スタンドバイミー」
「図書館警察」
「キャリー」
「シャイニング」
「デッド・ゾーン」
「クージョ」
「クリスティーン」
「ミザリー」
「ダークハーフ」
「痩せゆく男」
「ザ・スタンド」
「呪われた町」
など沢山あるのだが、
「IT」という大長編を初めて読んだ時は、これがキングの最高傑作に違いない!と非常に興奮して読んだ記憶が今でも忘れられない。
ホラーでもあり、ノスタルジックな青春小説でもあり、とにかく最高に面白く、次のページをめくる指が止まらなかった!
そして遂に映画化される
「死のロングウォーク」も忘れられない名作だ。
これもホラーというよりも非常に優れた青春小説とも言える。
後半、ページをめくるのが苦しいくらいに切ない気持ちになったことを覚えている。
ちなみにバトル・ロワイアルの元ネタでもある。
僕が読んできたスティーヴン・キングの書いた小説に多く出てくるテーマは、
人間愛や家族愛、喪失感、絶望感や孤独感、
この世界への不条理、そしてキラキラとした少年時代のノスタルジアなどが多かった。
それらのテーマはまだ若かった僕の心に優しい光を携えながら深い部分まで染み込んでいったのだ。
しかし高校生になったらキングの小説はだんだんと読まなくなっていった。何故だかは自分でも良く分からないが、映画や音楽の方に夢中になっていったからだろうと思う。
高校の頃には、ブコウスキーという作家と出会ったことも大きい。
それでも、影響を受けた海外作家は?という問いには
今でも間違いなくスティーヴン・キングと答えるだろう。
映画化も沢山されてきた作家だが、
その中では「ショーシャンクの空に」
が一番好きですね。
「ミスト」も良い。
それにしても
「死のロングウォーク」の日本公開が待ちきれない!
最後に最近買ったスティーヴン・キングの著書「書くことについて」
という半自伝的文章読本から印象的だった言葉を書いて終わろう。
「作家になりたいのなら、絶対にしなければならないことがふたつある。たくさん読み、たくさん書くことだ。私の知るかぎり、そのかわりになるものはないし、近道もない」
では次の更新を楽しみにしていてください。
愛を込めて